<科学委員会>
【平成24年度第1回会議(平成24年7月24日(火)13:30〜16:30、羅臼町商工会館2階ホール)】
議題
・各ワーキンググループ等の検討状況等について
・第36回世界遺産委員会について
・気候変動戦略について
・平成23年度版知床世界自然遺産地域年次報告書について
・知床国立公園管理計画改定について
・科学委員会等の今後の予定について
・その他
【平成24年度第2回会議(平成25年2月23日(火)13:00〜16:00、札幌市北農健保会館大会議室)】
議題
・各ワーキンググループ等の検討状況等について
・第2期多利用型統合的海域管理計画について
・知床エコツーリズム戦略について
・平成23 年度版知床世界自然遺産地域年次報告書について
・知床国立公園管理計画改定について
・気候変動シミュレーション結果について
・適正利用・エコツーリズム検討会議ウトロ海域部会の成果報告
・その他
○顕著な普遍的価値の遡及的陳述(rSOUV)
世界遺産委員会では、世界自然遺産の登録理由や保護管理要件などを示す“顕著な普遍的価値の陳述(Statement of Outstanding Universal Value (SOUV))”を平成19年登録分から登録決議の際に採択することとなったが、平成18年以前に登録された世界遺産については、登録決議時にSOUVが採択されていないことから、定期報告に先立って各締約国が登録時点に遡ってSOUVを整理することになっていた(retrospective SOUV (rSOUV))。知床世界自然遺産は平成17年に登録されていることからrSOUVをユネスコ世界遺産センターに提出する必要があり、作成にあたり科学委員会から助言を行った。なお、本件はIUCNが審査した上で平成25年の世界遺産委員会において承認される予定。
<エゾシカ・陸上生態系ワーキンググループ>
【平成24年度第1回会議(平成24年6月23日(土)15:00〜18:00、斜里町役場2階大会議室)】
議題
・H23シカ年度エゾシカ保護管理計画実行計画実施結果
・H24シカ年度エゾシカ保護管理計画実行計画案について
・植生指標開発について
・エゾシカA地区ルシャおよび隣接地区の管理方針再検討について
・エゾシカ保護管理計画モニタリング項目と長期モニタリング計画について
・その他
【平成24年度第2回会議(平成24年10月25日(木)13:30〜17:00、釧路地方合同庁舎第1会議室)】
議題
・H24シカ年度エゾシカ個体数調整実施計画について(報告)
・H24シカ年度モニタリング事業結果(速報値)
・個体数調整事業の評価方法について
・その他
○植生指標の開発の検討
エゾシカの個体数管理に関するユネスコ世界遺産センター及びIUCNからの勧告を踏まえ、エゾシカによる植生への影響や個体数調整の効果を評価するための指標の検討に関し助言を与えた。
○エゾシカ個体数調整
知床岬地区、ルサ−相泊地区及び幌別−岩尾別地区における密度操作の手法等について助言を行った。知床岬地区では仕切柵を利用した効率的な捕獲を継続、ルサ−相泊地区及び幌別−岩尾別地区では流し猟式シャープシューティングや囲い罠等の手法により密度操作を行うこととなった。
(流し猟式シャープシューティング:餌付けを実施し、少数の群を選んで車輌からの精密射撃によって個別に全滅させ、警戒心の高い個体(スマートディア)を作らないようにする。なお、ルサ−相泊地区では道路を通行止めにし、幌別−岩尾別地区では冬期閉鎖中の道路から実施した。)
<海域ワーキンググループ>
【平成24年度第1回会議(平成24年7月23日(月)14:30〜、羅臼町公民館大会議室)】
議題
・海域管理計画の見直しについて
(1)これまでのWGの検討経過について
(2)第1期海域管理計画の評価について
(3)第2期海域管理計画の内容について
(4)海域モニタリング計画について
(5)今後のスケジュールについて
・その他
○第2期知床世界自然遺産地域多利用型統合的海域管理計画の策定
遺産地域内海域の海洋生態系の保全と、漁業や海洋レクリエーションなどの人間活動による適正な利用との両立を将来に亘って維持していくために平成19年に策定した「多利用型統合的海域管理計画」の見直しを行い、「第2期多利用型統合的海域管理計画」を策定した。
<河川工作物アドバイザー会議>
【平成24年度第1回会議(平成24年10月24日(水)13:30〜16:30、斜里町産業会館2階大ホール)】
議題
・現地検討会の振り返り
・平成24年度河川工作物改良高知(羅臼川砂防えん堤改良工事)
・平成24年度遡上等モニタリング調査
・長期モニタリング
・第36回世界遺産委員会
・その他
【平成24年度第2回会議(平成25年1月31日(木)9:00〜12:30、北農健保会館3階大会議室)】
議題
・平成24年度河川工作物改良工事(羅臼川砂防えん堤改良工事)
・平成24年度各種モニタリング調査結果
(1)イワウベツ川における遡上モニタリング調査結果
(2)チエンベツ川における遡上モニタリング調査結果
(3)ルシャ川等サケ類の遡上等調査(長期モニタリング)結果
・長期的なモニタリング計画
・世界遺産委員会決議に関する対応
・その他
(1)河川工作物ワーキングチーム進捗状況等について
○河川工作物の改良
オショロコマ及びカラフトマスに係る、長期モニタリング手法及び第36回世界遺産委員会決議に係る対応方針について検討するとともに、河川工作物ワーキンググループにおいて改良が適当と判断された5河川13基の河川工作物について、すべての改良が終了したことに伴い、それらの改良による効果や今後の課題についてアドバイザー会議委員が自主的にとりまとめた。
<適正利用・エコツーリズムワーキンググループ>
※適正利用・エコツーリズム部会と合同で「適正利用・エコツーリズム検討会議」として開催
【平成24年度第1回会議(平成24年10月5日(金)14:00〜17:00、斜里町公民館ゆめホール知床)】
議題
・知床エコツーリズム戦略について
・知床エコツーリズム戦略(案)の試行
・個別部会等からの報告
・知床国立公園管理計画の改定について
・その他
【平成24年度第2回会議(平成25年3月1日(金)13:00〜16:00、羅臼町コミュニティセンター)】
議題
・知床エコツーリズム戦略(案)の試行について
・知床エコツーリズム戦略について
・個別部会等からの報告
・モニタリング調査について
・その他
○知床エコツーリズム戦略策定
遺産地域におけるエコツーリズムを含む観光利用の推進により、自然環境を保全しその価値を向上しながら知床らしい良質な体験を提供し、あわせて持続可能な地域社会と経済の構築を図るため、遺産地域の全ての関係者が、共通の将来目標と、その目標を地域主導で達成するための方法を共有することを目的とする知床エコツーリズム戦略(案)を平成24年6月より試行し、平成25年3月に策定した。試行期間中に計3件の提案があり、知床ヒグマエサやり禁止キャンペーン企画部会及び知床沼部会の検討結果を承認、知床五湖冬期利用促進事業部会は検討を継続することとした。
<適正利用・エコツーリズム検討会議 ウトロ海域部会>
【平成24年度第1回会議(平成24年6月14日(木)18:00〜20:00、知床世界遺産センター)】
議題
・ウトロ海域部会について〜経緯および年次計画における今年度の位置付け
・本年度事業計画
(1)ウトロ海域海鳥調査計画〜今年度の海鳥調査計画および、デコイ設置状況について報告
(2)利用者動向調査(アンケート調査)〜実施計画の説明
(3)海域状況(海鳥)観察の実施 〜実施依頼および観察技術支援(洋上説明会、意見交換会等)の実施計画
(4)広報用コンテンツの作成
・ホームページの公開について
・動画コンテンツ制作について
・広報用素材(映像・写真等)の提供のお願いについて
(5)その他
・ケイマフリデコイを使用した広報PR について
・海鳥出前講座の開催
・その他
意見交換
【平成24年度第2回会議(平成24年10月23日(火)18:00〜20:00、知床世界遺産センター)】
議題
・今年度の実施事業報告
(1)海鳥生息状況調査結果報告
(2)利用動向調査中間報告
(3)海域状況観察記録実施報告
(4)ケイマフリデコイ活用事業報告
(5)動画コンテンツ作成状況
・事業3年間の振り返り
(1)取り組み実施状況 評価および今後の課題
(2)課題整理および次年度以降の実施体制について
・その他
意見交換
○地域協働型活動の継続のため新たな組織へ
平成22〜24年度まで3ヶ年行ってきた、海域の観光利用とケイマフリ等の海鳥保全の両立に関する協働型活動を、部会構成員相互で評価し総括を行った。本部会では一定の成果を得たが、今後も地域協働型の活動を継続できるよう体制の見直しを進めた。
<適正利用・エコツーリズム検討会議 羅臼湖部会>
【平成24年度第1回会議(平成24年7月4日(水)17:00〜19:00、羅臼ビジターセンター)】
議題
・携帯トイレブースの設置試験について
・歩道の維持管理体制について
・羅臼湖利用のルールについて
・看板・標識類の整備について
・二の沼東側斜面への枝道について
・今年度の工事施工予定について
・その他
【平成24年度第2回会議(平成24年12月5日(水)13:00〜16:00、羅臼町役場2階大会議室)】
議題
・今後の望ましいトイレ対策について
・歩道の維持管理について
・羅臼湖利用のルールについて
・看板・標識類の整備について
・二の沼東側斜面への枝道について
・外来植物の侵入防止対策について
・今後の予定について
・その他
○羅臼湖歩道の付替え、利用のルールに合意
羅臼湖地域の既存歩道施設が貴重な湿原植生に乾燥化や土砂流入等の影響を及ぼしているほか、木道の老朽化や破損によって安全な利用が困難な状態になっているため、希少な湿原植生を保全しつつ良質な自然体験を提供するため羅臼湖歩道のルートの付替え及び対策工法について検討し、工事に着手した(平成26年度終了予定)。また、羅臼湖を利用する際に守るべきルールとして「羅臼湖ルール」に合意した。なお、羅臼湖に関する議論に一定の結論が得られたことから羅臼湖部会は平成24年度末をもって解散し、「知床世界遺産施設等運営協議会羅臼湖歩道維持管理部会」において維持管理を進めることとした。
<適正利用・エコツーリズム検討会議 カムイワッカ部会>
【平成24年度第1回会議(平成25年3月26日(火)10:00〜12:00、斜里町公民館ゆめホール知床)】
議題
・カムイワッカ部会の設置について
・平成24年度事業の実施状況報告・モニタリング結果報告
・平成25年度計画について
・その他
○カムイワッカ部会の立ち上げ
カムイワッカ〜硫黄山登山口の道路利用や幌別以奥の自動車利用適正化対策等の、カムイワッカ地区の利用における諸課題を整理し、利用のあり方、管理計画、利用ルール等を検討・調整・策定するため、適正利用・エコツーリズム検討会議の個別部会として学識経験者、関係行政機関、地域関係団体によるカムイワッカ部会を設置した。
※その他の会議の開催状況については巻末付録p.165〜170参照