ホーム > 知床白書 > 知床世界自然遺産地域年次報告書(平成24年度)

 知床白書    Shiretoko White Paper

付録

1. 社会環境

5. 調査等事業

6. 普及啓発イベント一覧

7. 普及啓発資料一覧

9. 事務所一覧

5.調査等事業

(10)中小大型哺乳類の生息状況調査(外来種侵入状況調査含む)

資料名

平成24年度国立公園等民間活用特定自然環境保全活動(グリ-ンワーカー)事業(シマフクロウに脅威となるアライグマの侵入状況調査業務)

調査主体・事業費

環境省・約240万円

評価項目

遺産登録時の生物多様性が維持されていること。
エゾシカの高密度状態によって発生する遺産地域の生態系への過度な影響が発生していないこと。

評価指標

動物相、生息密度、分布

評価基準

登録時の生息状況・多様性を下回らぬこと。
外来種は、根絶、生息情報の最少化。

<平成24年度の具体的調査手法>
 知床半島基部の斜里町管内(本町から幌別・岩尾別地区まで)及び羅臼町管内(峯浜から岬町まで)において、目撃情報等を参考にアライグマの痕跡を探索するとともに、住民意識の高揚につながる聞き取り等による生息情報の収集を行った。
 8〜12月にかけて、アライグマの生息のおそれのある場所において、カメラトラッピング調査や足跡等確認調査により、その痕跡を確認した。

<平成24年度の具体的調査データ>
 今年度の事業では、斜里町においてアライグマが2回撮影された。

<コメント>
 近年自動撮影カメラによる撮影や轢死体など、確実なアライグマ生息情報が上がってきており、生息数の増加が危惧されている。アライグマは非常に高い繁殖力を有するために、少数固体のうちに根絶を図るべきであり、今後は一層の捕獲努力を注ぎ込むことが必要である。