ホーム > 知床白書 > 知床世界自然遺産地域年次報告書(平成24年度)

 知床白書    Shiretoko White Paper

付録

1. 社会環境

5. 調査等事業

6. 普及啓発イベント一覧

7. 普及啓発資料一覧

9. 事務所一覧

5.調査等事業

(13)利用実態調査

資料名

平成24 年度 知床国立公園適正利用等検討業務
平成24年度知床半島における利用者アンケート実施業務報告書
羅臼町未発表

調査主体・事業費

環境省 計約570万円
羅臼町

評価項目

レクリエーション利用等の人為的活動と自然環境保全が両立されていること。

評価指標

利用者数、利用方法、利用者特性

評価基準

各利用拠点の特性に応じた適正な利用となっていること。

<平成24年度の具体的調査手法>
 知床国立公園の利用者数等のデータを収集し、取りまとめを行った。
 観光船、シーカヤック、サケマス釣りの利用者数については、ヒアリング等でデータを収集し、その他の利用者数等については、環境省および各関係機関等が収集している情報を入手し、取りまとめを行った。
 環境省が設置するカウンターデータについては、環境省より提供されたデータを整理し集計を行った。知床五湖とフレペの滝については、カウンターの精度を測るため、現地で誤差測定を実施した。
 また宿泊施設や観光船において利用者意識を把握するためアンケート調査を実施した。

<平成24年度の具体的調査データ>
付録「2. 知床世界自然遺産地域の平成24年度レクリエーション利用状況」参照

<コメント>
 知床世界自然遺産地域の利用状況については、昨年と比較して全体的に増加傾向にある。これは、昨年度の東日本大震災による観光客の減少や、福島原発事故による外国人観光客の減少などの影響が緩やかに回復傾向にあると考えられる。
 観光客入込数については、斜里町では7%増、羅臼町では5%増となっている。主要施設の利用状況では、知床五湖高架木道(のみ)の利用者数については、昨年と比較すると17%増となっており、知床五湖園地全体利用者数も11% 増となっている。知床五湖地上遊歩道の利用者数については29%減となっているが、これはヒグマの影響による利用の中止または閉鎖が影響していると考えられる。フレペの滝の利用者数は、昨年度と比較すると26%増となっているが、9 月の利用を昨年度と比較すると約2 倍となっている。連山登山道利用者数については昨年度と比較すると6%増、羅臼湖登山道利用者数は17%増、知床沼方面利用者は1%増であるが、熊越の滝利用者数は34%減、知床岬方面利用者数については60%減と激減している。羅臼ビジターセンターの利用者数は3 万5 千人と、平成11 年以降で過去最高の利用者数となっている。岩尾別登山口および羅臼温泉登山口の入山者数は昨年と比較してわずかに増加しているが、縦走利用者は昨年の25%増となっている。昨年より試行されている道路特例使用制度(平成24年: 6 月23 日から8 月11 日)により、硫黄山登山口の登山者利用が可能となったことが要因であると考えられる。