資料名 | 平成23年度知床生態系維持回復事業エゾシカ食害状況評価に関する植生調査及び植生指標検討調査業務 |
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調査主体・事業費 | 環境省・約800万円 |
評価項目 | 遺産登録時の生物多様性が維持されていること。 エゾシカの高密度状態によって発生する遺産地域の生態系への過度な影響が発生していないこと。 |
評価指標 | 分布域と密度 |
評価基準 | 遺産登録時の生育・分布状況の維持。 |
遠音別岳周辺のシレトコスミレ群落内で1m×1mの調査区3個を任意に設け、生育するシレトコスミレ全株数と食痕株数をカウント(非固定区)した。東岳付近のシレトコスミレ群生地の固定調査区において7月と8月に各1回、食痕調査を行った。
遠音別岳周辺においては3区中1区でエゾシカによると見られる食痕が見つかり、生育する30株のうち3株に及んだ。しかし、現在のところ高い頻度ではなかった。食痕だけでなくエゾシカの足跡も周辺で確認されており、スミレ平まで進出していることが判明した。
東岳付近においては食痕は確認されなかった。知円別分岐から東岳にかけての登山道沿いでシカによる食痕1箇所、ウサギによる食痕1箇所を確認した。シカによるシレトコスミレの食害は限定的であった。