資料名 | 知床世界自然遺産地域におけるサケ科魚類遡上状況及び遡上効果確認調査報告書 |
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調査主体・事業費 | 北海道 |
評価項目 | 海洋生態系と陸上生態系の相互関係が維持されていること。 遺産地域内海域における海洋生態系の保全と持続的な水産資源利用による安定的な漁業が両立されていること。 河川工作物による影響が軽減されるなど、サケ科魚類の再生産が可能な河川生態系が維持されていること。 |
評価指標 | 遡上数、産卵床数、河川工作物の溯上及び産卵への影響 |
評価基準 | 各河川にサケ類が遡上し、持続的に再生産していること。 河川工作物による遡上障害が実行可能な範囲で回避されていること。 |
サケ科魚類を対象として、河川工作物が設置されていない羅臼町のルサ川及び斜里町のホロベツ川において遡上・産卵状況等を把握することを目的とし、8月〜1月まで各月1回肉眼観察及び潜水観察による調査を実施した。
ルサ川においては、カラフトマスの生体は8月から11月の調査時まで確認され、10月が最も多く観測された。産卵床は9月から10月の調査時まで確認された。また、シロザケの生体・産卵床は10月か確認され、生体は12月まで、産卵床は1月まで確認された。
ホロベツ川においては、カラフトマスの生体・産卵床は8月から10月まで確認され、生体数は8月が最も多く観測された。また、シロザケの生体は、9月から12月まで確認され、11月が最も多く観測された。産卵床は11月と12月の調査時に確認された。
ルサ川の産卵床は、両種とも河口から400m付近までの下流部で突出して多く確認された。一方でホロベツ川のカラフトマスの産卵床は、河口〜600m付近の間、シロザケの産卵床が河口〜400m付近までに多く確認された。