ホーム > 知床白書 > 知床世界自然遺産地域年次報告書(平成23年度)

 知床白書    Shiretoko White Paper

付録

1. 知床世界自然遺産地域の平成23年度レクリエーション利用状況

4. 平成23年度実施ソフト事業

5. 普及啓発イベント一覧

6. 普及啓発資料一覧

7. 各種会議等の開催状況

8. 事務所一覧

(22) エゾシカの主要越冬地における地上カウント調査(哺乳類の生息状況調査を含む)

資料名

平成24年度第1回エゾシカ・陸上生態系WG会議資料

羅臼町野生鳥獣及び自然環境保護管理業務報告書

調査主体・事業費 北海道、斜里町、羅臼町(3794千円)、知床財団
評価項目

遺産登録時の生物多様性が維持されていること。

エゾシカの高密度状態によって発生する遺産地域の生態系への過度な影響が発生していないこと。

評価指標 単位距離あたりの発見頭数または指標
評価基準 1980年代初頭のレベルかどうか。
<平成23年度の具体的調査手法>

表.斜里町及び羅臼町において実施されているエゾシカカウント調査の概要

越冬地 調査手法 調査距離 調査時期 調査実施主体
幌別・岩尾別 ライトセンサス 9.5km 春、秋 斜里町
ルサ・相泊 ライトセンサス 10.4km 春、秋 羅臼町・知床財団
  日中センサス 10.4km 12〜4月 羅臼町・知床財団
真鯉 日中センサス 約10km 12〜5月 知床財団
羅臼峯浜 ライトセンサス 約10km 10月末 北海道

※調査はシカ年度(6月から翌年5月まで)単位で実施

<平成23年度の具体的調査データ>

幌別・岩尾別ライトセンサス(斜里町)
平成24年の春は幌別、岩尾別がそれぞれ6.7頭/km、2.2頭/kmと前年同期(12.9、10.6)からそれぞれ大幅に減少した。百メス比はそれぞれ14.6、2.6と前年同期(39.1、34.7)から減少。

ルサ−相泊ライトセンサス・日中センサス(羅臼町、知床財団)
H23年秋のライトセンサスは10月下旬から11月上旬にかけ5回実施し、11.4頭/km、百メス比24.0。H24年春のライトセンサスは4月末から5月上旬にかけ5回実施し、12.1頭/kmと前年同期(19.4頭/km)より若干減少。一方、百メス比は8.1と前年同期(16.2)より半減。日中センサスはH24年4月に1回実施し、18.3頭/km 。昨年同期の最大値27.7頭/km、一昨年同期の45.0頭/kmを下回る。

真鯉 日中センサス(知床財団)
平成23年1月下旬から増加、2月に最大757頭(2/3 63.1頭/km)。前年最大(505頭)から増加。

羅臼峯浜ライトセンサス(北海道)
10月18日に猟友会羅臼部会が実施(北海道から(社)北海道猟友会への委託業務)。牧草地コース8.5頭/km、森林コース0.4頭/km(H22年4.3頭/km、森林コース1.2頭/km)。

<コメント>

1980年における知床半島の平均密度は0.93〜0.97頭/km2(知床半島自然生態系総合調査報告書(動物編).1981)であり、80年代と比較して高い水準にあると考えられる。