ホーム > 知床白書 > 知床世界自然遺産地域年次報告書(平成27年度)

 知床白書    Shiretoko White Paper

はじめに

知床世界自然遺産地域
区域図

第3章 適正利用

2. 適正利用促進の取組

1. 管理計画の実施状況一覧

2.適正利用促進の取組

(1)適正利用・エコツーリズムの検討

1)知床世界自然遺産地域適正利用・エコツーリズム検討会議の開催

知床の適正な利用およびエコツーリズムの推進を図り、多様な野生生物を含む原生的な自然環境を後世に引き継ぐとともに、良質な自然体験を提供するため、知床世界自然遺産地域科学委員会適正利用・エコツーリズムワーキンググループと知床世界自然遺産地域連絡会議適正利用・エコツーリズムワーキング部会の合同開催による「知床世界自然遺産地域適正利用・エコツーリズム検討会議」を3回開催した。

表26.平成27年度適正利用・エコツーリズム検討会議の開催状況(再掲)

  開催日時・場所 参加者 議題
第1回 平成27年9月1日(火)
14:00〜17:10
斜里町産業会館
55名 ・実施部会からの報告
・個別部会等からの報告
・地域からの報告
・知床エコツーリズム戦略にもとづく提案
第2回 平成27年12月3日(木)
14:00〜16:00
斜里町
ゆめホール知床
公民館ホール
51名 ・道条例「知床世界自然遺産条例(仮称)」等について
・部会の公開原則について
・話題提供(ヒグマの観光資源化)について
第3回 平成28年3月2日(水)
14:20〜17:20
羅臼町商工会館
2階会議室
57名 ・実施部会からの報告
・個別部会等からの報告
・地域からの報告
・モニタリング調査について

2)知床エコツーリズム戦略

平成27年度は、知床エコツーリズム戦略に基づき、各種事業や計画が提案されるとともに実現している。

過去に提案された案件の実施(3件)

  • 赤岩地区昆布ツアー事業(知床羅臼観光協会ほか)
    知床での古くから営まれてきた昆布漁について学ぶモニターツアーとして平成26年度から実施している。
  • ヒグマ餌やり禁止キャンペーン(知床斜里町観光協会ほか)
    ヒグマへの餌やり禁止について、平成25年度より広報活動を行っている。
  • 厳冬期の知床五湖エコツアー事業(知床斜里町観光協会ほか)
    冬期間の知床の魅力を伝えるエコツアーを計画し、平成27年度より実施している。

新たな提案と部会の設置(3件)

  • 先端部地区利用の心得の点検 検討部会(環境省)
    知床半島先端部地区利用の心得について、新たな情報等をもとに見直しを開始した。
  • 「外国人旅行者向け情報発信の強化」部会(知床財団ほか)
    増加する外国旅行者に対して知床の魅力や適正な利用を促す情報をいかに伝えるかの検討を開始した。
  • 知床条例検討部会(北海道)
    知床の世界自然遺産登録10年を契機に、知床の価値を改めて見つめ直し、この貴重な財産をより良い形で将来の世代へ引き継いでいくため、知床世界自然遺産の保全と適正な利用に関する基本理念、道の責務、道民・来訪者等の役割、基本的な施策等を定める条例の策定に向けて検討を行った。

地域独自での事業実施(2件)

  • 知床五湖の早朝利用(知床斜里町観光協会)
    普段、立ち入ることのできない早朝の知床五湖の魅力の体験を事業化した。
  • スカイバスツアー(知床斜里町観光協会)
    屋根のないスカイバスで知床の大自然を味わうツアーを実施した。