平成27年度は、海域ワーキンググループにおいて、平成26年度の海域管理計画に基づくモニタリング項目の評価を行うとともに、第39回世界遺産委員会における決議のうち次の事項に係る報告の方向性について検討した。
<決議事項>
○トドの個体数を維持するために、採捕上限頭数を定期的に点検・調節するよう、強く勧める。
また、環境省では、平成25・26年度に引き続き、海中ゴミによる生態系への影響を調査するとともに海中ゴミの回収を行った。調査は知床国立公園海域の赤岩〜相泊及び隣接する海域の岬町〜礼文町にかけての14地点で行い、そのうち海中ゴミの回収は3地点(峰町、海岸町、羅臼漁港)で実施した。回収した海中ゴミの総量は2,301kgであり、大部分は、時化等で流失したと思われる漁網類、ロープ類といった漁業関係のゴミであった。調査結果について、平成28年2 月9 日に地元漁業者を対象とした報告会を開催し、実態を広く周知した。