ホーム > 知床白書 > 知床世界自然遺産地域年次報告書(平成26年度)

 知床白書    Shiretoko White Paper

はじめに

知床世界自然遺産地域
区域図

第3章 適正利用

2. 適正利用促進の取組

1. 管理計画の実施状況一覧

(7)海域の利用

1)ウトロ地区観光船利用者数(推計値)

平成26年の推計利用者数は、162,690人と前年比82%となった。平成19年から減少傾向が続き、平成26年は最少となった。

2)羅臼地区観光船利用者数(推定値)

平成26年の推定利用者数は、20,627人(前年比17%増)であった。平成19年以降、増加傾向にあり、平成26年は最多となった。

3)シーカヤック利用者数(推定値)

平成26年の推定利用者数は、1,170人(前年比93%)だった。しかし、平成19年以降では2番目に多い利用者数となっている。

4)サケマス釣り利用者数

平成26年の利用者数は520人(前年比63%)であり、平成21年以降では最少となった。

5)ウトロ海域の取組

平成25年度に観光事業者や漁業関係者、研究者や地域関係者、関係行政機関等を中心に発足した「知床ウトロ海域環境保全協議会」における活動を行った。7月21日〜7月31日には知床の海の環境保全と適正利用を考えていく期間として「知床海鳥WEEK2014」を設定し、観光船やホテルでの専門家による海鳥の解説「うみどりトーク」やサンセットクルーズ、知床世界遺産センターでのケイマフリ写真展等の各種イベントを実施した。また、ケイマフリをはじめとした海鳥の調査や大型船によるケイマフリの観察記録を行った。

6)羅臼海域の取組

知床国立公園内の羅臼町側の海域及びその周辺海域では、観光船事業者によるオジロワシ、オオワシへの餌付けが、オジロワシ、オオワシの保護上の観点や世界自然遺産地域の適正利用の観点から課題があること、また近年、鯨類や海鳥・渡り鳥類を対象とする、船舶を用いたホエール・バードウォッチングが増加傾向にあることから、知床国立公園及びその周辺の海域における適正な利用を検討、推進するため、環境省では、オジロワシやオオワシへの餌やりの状況調査、ホエール・バードウォッチングの調査に加え国内外の有効事例の情報収集を実施した。