(1)適正利用・エコツーリズムの検討
1)知床世界自然遺産地域適正利用・エコツーリズム検討会議の開催
知床の適正な利用およびエコツーリズムの推進を図り、多様な野生生物を含む原生的な自然環境を後世に引き継ぐとともに、良質な自然体験を提供するため、知床世界自然遺産地域科学委員会適正利用・エコツーリズムワーキンググループと知床世界自然遺産地域連絡会議適正利用・エコツーリズムワーキング部会の合同開催による「知床世界自然遺産地域適正利用・エコツーリズム検討会議」を2回開催した。
表29.平成26年度適正利用・エコツーリズム検討会議の開催状況(再掲)
開催日時・場所 | 参加者 | 議題 | |
---|---|---|---|
第1回 | 平成26年7月14日(月) 13:30~16:00 羅臼町公民館 大集会室 |
39名 | ・実施部会からの報告 ・検討部会からの報告 ・個別部会等からの報告 ・将来課題に関する意見交換 ・その他(情報共有) |
第2回 | 平成27年1月22日(木) 14:20~17:20 斜里町ゆめホール知床 公民館ホール |
52名 | ・実施部会からの報告 ・個別部会等からの報告 ・地域からの報告 ・モニタリング調査について ・その他 |
2)知床エコツーリズム戦略
平成25年度は、知床エコツーリズム戦略に基づいて、以下のとおり各部会より報告等がなされた。
① 知床五湖冬季利用促進事業検討部会
第1回会議においては、利用形態を当面、ガイド車両によるガイド付き利用に絞り、事業趣旨、収支計画、安全対策等を見直すことが報告された。第2回会議においては、今年度より開始する事業の実施概要、実施体制をはじめ、道道知床公園線の除雪体制や安全管理体制についても説明がなされた。
② 知床ロングトレイル・プロジェクト部会
提案者であるガイド協議会が、本計画を推進することが困難となったため、提案を取り下げた。知床にとってロングトレイルが必要であることに変わりはなく、将来的に再提案を目指すこととなった。
③ 赤岩地区昆布ツアー部会
第1回会議では、当時の昆布漁の歴史等を学ぶという観点から、赤岩地区での実施が必要であること等について知床羅臼町観光協会が報告。ツアーの実施について法的な問題はないものの、「知床岬地区の利用規制指導に関する申し合わせ」(以下、申し合わせとする)「知床半島先端部地区利用の心得」(以下、利用の心得とする)との整合性が指摘されたが、まずは3年間、モニタリングを行いつつモニターツアーを行い、その結果を踏まえて再度ツアーの取扱いについて検討することとなった。第2回会議では、8月実施のモニターツアーの概要と実施結果の他、利用者アンケートや植生モニタリング等の調査結果、営業活動の実施状況について報告された。また、利用の心得の見直しの必要性についても部会より指摘された。