8月下旬から台風9号、10号及び11号の3つの台風が北海道に連続して上陸したことにより、道内各地で川の氾濫や土砂崩落、田畑の水没等の被害が出た。知床でも、羅臼町で8月下旬(15日〜31日)の降水量の合計が660.5o(気象庁HP参照)となる記録的な大雨となり、町内各所で土砂災害が発生した。
8月24日には、海岸町の道道87号知床公園羅臼線において大規模な土砂崩れが発生した。この土砂崩れでは、人や家屋に大きな被害はなかったが、道路が土砂により分断されたため、そこから知床半島北東側の住民約760人と観光客ら約100人が一時孤立状態となった。翌25日には、観光客らは羅臼町が用意した船で救助された一方で、住民らは、30日の道路通行止め解除まで、船で通勤・通学等せざるを得ない状況が続いた。さらに、9月9日にも再び一日の降水量が183.5mとなる大雨が降り、町内には避難準備情報が発令された。この雨により、礼文町の国道335号線では土砂崩れが発生し、付近をパトロールしていた車が土砂に押し流され海へ転落、1名が死亡した。また、ルサ以北でも土砂崩れや土砂の流出が複数発生し、道路の復旧のため翌年5月31日まで道道が通行止めとなった。