ホーム > 知床白書 > 知床世界自然遺産地域年次報告書(平成28年度)

 知床白書    Shiretoko White Paper

はじめに

知床世界自然遺産地域
区域図

第2章 課題対応
(保全管理)

1. エゾシカ

2. ヒグマ

3. シマフクロウ

4. オオワシ・オジロワシ

5. 外来種

6. 海域

7. 河川工作物

8. 長期モニタリング

9. 管理機関以外の遺産地域内での取組

1. 管理計画の実施状況一覧

7.河川工作物

平成28年度は6月23日にアドバイザー委員と関係機関との間で、ルシャ川に特化した「ルシャ川検討会」を札幌にて開催した。ダムについては改良することにより、河道状況等がどのように変化するのかシミュレーションを導入するための検討、橋については河床路を検討するに当たり留意する事項等のアドバイス等を伺った。

8月22日~23日に平成28年度第1回河川工作物アドバイザー会議を斜里町ウトロにて開催した。当初8月22日はルシャ川の現地検討会を予定していたが、台風の影響により現地検討会は実施できず、両日とも室内会議を実施した。

主な議題は、ルシャ川ダムのシミュレーションについて、河床路実証試験の提案、第39回世界遺産委員会決議に係わる保全状況報告(案)等であり、活発な議論が行われた。

その後、ルシャ川第1ダムでは、川床の低下等により落差が拡大している状況が懸念されていることが、アドバイザー委員より指摘され、10月末に北海道庁をはじめとした関係機関の協力のもと、応急的に石組による落差解消を図り一定の効果が認められた。

平成29年1月31日に平成28年度第2回目の河川工作物アドバイザー会議を札幌にて開催した。主な議題は、ルシャ川ダムシミュレーションの途中経過についての報告、河床路実証試験に至るスケジュール等の提案、第二次検討ダム(改良すればサケ科魚類の生息環境等の改善が図られる可能性があるものの、改良に伴う防災機能への全体的な影響が大きいため現状維持と評価した河川工作物)のうち、羅臼側のモセカルベツ川、オッカバケ川についての改良(案)の提示であり、河川工作物アドバイザー委員の了解を得ることとなった。