ホーム > 知床白書 > 知床世界自然遺産地域年次報告書(平成25年度)

 知床白書    Shiretoko White Paper

はじめに

知床世界自然遺産地域
区域図

第3章 適正利用

2. 適正利用促進の取組

1. 管理計画の実施状況一覧

(5)羅臼岳・羅臼湖の利用

1)連山登山道利用者数(岩尾別、硫黄山、湯ノ沢カウンター調査)

平成25年度の利用者数は、岩尾別で5,267人、硫黄山で703人、湯ノ沢で434人の計6,404人と前年度とほぼ変わらなかった。

2)羅臼湖登山道利用者数

平成25年度の利用者数は2,457人(前年度比21%減)だった。

3)羅臼岳登山道の整備及び携帯トイレの利用推進

環境省は、岩尾別登山口から羅臼平間の登山道において、浸食や洗掘された箇所の石積工法等による修復工事の一部を実施した。また、平成25年度から、銀冷水に仮設の携帯トイレブースを設置していたが、9月に常設の携帯トイレブースが完成した。携帯トイレの普及啓発にあたっては、北海道が広報チラシを作成した。

4)羅臼湖歩道の整備

羅臼湖において、平成24年度から老朽化した木道の再整備と一部ルートの付け替えを実施しており、平成25年度は、環境省が涸れ沢から4の沼周辺までの区間で木道や木橋等の整備、林野庁が案内板や入林箱の設置を行った。

また、環境省では、羅臼湖を散策する際のマナー等を定めた羅臼湖ルールの普及啓発のためのポスター及びパンフレットを作成した。