ホーム > 知床白書 > 知床世界自然遺産地域年次報告書(平成25年度)

 知床白書    Shiretoko White Paper

はじめに

知床世界自然遺産地域
区域図

第3章 適正利用

2. 適正利用促進の取組

1. 管理計画の実施状況一覧

2.適正利用促進の取組

(1)適正利用・エコツーリズムの検討

1)知床世界自然遺産地域適正利用・エコツーリズム検討会議の開催

知床世界自然遺産地域科学委員会適正利用・エコツーリズムワーキンググループと知床世界自然遺産地域連絡会議適正利用・エコツーリズム部会の合同開催による「知床世界自然遺産地域適正利用・エコツーリズム検討会議」を2回開催した。

表30.平成25年度適正利用・エコツーリズム検討会議の開催状況(再掲)

  開催日時・場所 参加者 議題
第1回 平成25年7月29日(月)17:00〜19:00
羅臼町コミュニティセンター大ホール
53名 ・知床エコツーリズム戦略に基づく提案ついて
・検討部会からの報告
・知床エコツーリズム戦略 事務取扱要領について
・個別部会等からの報告
・適正利用・エコツーリズム検討会議の今後のあり方について
・適正利用・エコツーリズムWG委員等からの情報提供
第2回 平成26年3月26日(水)13:30〜17:00
斜里町産業会館 大ホール
56名 ・知床エコツーリズム戦略に基づく提案について
・検討部会からの報告
・知床エコツーリズム戦略 事務取扱要領について
・個別部会等からの報告
・適正利用・エコツーリズム検討会議の今後のあり方について
・モニタリング調査について
・適正利用・エコツーリズムWG委員等からの情報提供

2)知床エコツーリズム戦略

平成25年度は、知床エコツーリズム戦略に基づいて、以下のとおり提案が検討された。

① 知床五湖冬季利用について

平成24年度の適正利用・エコツーリズム検討会議で、冬季の新しい利用の機会提供を目的に、知床五湖の冬季利用について、知床斜里町観光協会から提案があった。平成25年度は、本提案のコンセプトや立入の規模等について議論された。

② ロングトレイルについて

第1回適正利用・エコツーリズム検討会議で、知床ガイド協議会より、歩く観光利用の新しい受け皿づくり(当面は、知床自然センター〜知床峠付近間の利用を想定)を目的とした提案があり、知床トングトレイル・プロジェクト部会の設置が承認された。

③ 先端部エコツアーについて

第2回適正利用・エコツーリズム検討会議で、知床羅臼町観光協会より、知床における人と自然の関わり合いについての理解を促進すること等を目的に、赤岩での地域学習ツアーの実施について提案があり、赤岩コンブツアー部会の設置が承認された。