平成25年度は、河川工作物ワーキンググループでの第1次検討(平成17〜19年)において「改良すればサケ科魚類の生息環境等の改善が図られる可能性はあるものの、改良に伴う防災機能等への全体的な影響が大きいため現状維持」と評価した8河川35基について、第1次検討結果のレビューを行い、改修等に伴う防災機能、保全対象の状況、河川周辺の生態系への全体的な影響及び最近の状況変化を踏まえ、改修可能で改良の必要性が高い河川工作物の抽出を行う第2次検討を開始することを決定した。
また、これまで改良した13基と類似の工法による改良によりサケ科魚類の遡上、産卵環境の改善が見込まれると考えられた羅臼町側のオッカバケ川とモセカルベツ川の2河川については、先行して検討を進め、遡上だけではなく、産卵環境の改善が同時に図れるような検討をしていくことを決定した。